ヘンプシードオイルで美容も健康もトータルケア!現代人に不足している栄養素が絶妙なバランスで詰まったオイルです。
ヘンプシードオイルとはヘンプの種からとれるオイルです。
オリーブオイルなどのように食用オイルとして使う事も出来ますし、精製されたものは化粧オイルとして全身に塗って使うこともできます。
美容や健康に良いスーパーオイルとして、
オーガニック志向の女性はもちろん、
ダイエットや美容に興味のある方からも
年々注目が高まっています。
この記事ではそんなヘンプシードオイルの魅力をご紹介します。
目次
ヘンプシードオイルには食用と化粧用がある
ヘンプシードオイルは精製の具合によって食用と化粧用に分けられます。
食用オイルは低温圧縮で丁寧に抽出され、
栄養素を壊さないように未精製の状態です。
鮮やかな薄グリーン色で、
独特の香りがします。
化粧用オイルは、食用をさらに精製したものです。
色は透明で、サラッとしています。
匂いもありません。
ちなみに食用オイルを化粧用として使うこともできますが、
べたつきと匂いが気になると思うので使い分けをおススメします。
ヘンプシードオイルに含まれる栄養素
ヘンプシードオイルには豊富な必須脂肪酸が含まれています。
必須脂肪酸は体に絶対必要なのにもかかわらず、
体内で生成できないため食事を通して外から摂取しなければなりません。
ヘンプシードオイルはその約80%が必須脂肪酸で、これはすべての植物オイルの中で一番多いです。
しかもそのバランスが絶妙です。
WHOや厚生労働省はリノール酸(オメガ6)とα-リノレン酸(オメガ3)を4:1の割合で摂取することを推奨しています。
ヘンプシードオイルはこれらが3:1という理想に近いバランスで含まれています。
なので、ヘンプシードオイルを摂取するだけでほぼ合格という事になります!
このバランスも、すべての植物オイルの中で一番絶妙です。
次はそれぞれの脂肪酸はどんな働きがあるか説明してみます。
● リノール酸(オメガ6)
リノール酸の主な特徴です。
- ・体内の保湿成分セラミドを補う
- ・肌のバリア機能アップ
- ・抗老化作用
- ・抗炎症作用
- ・コレステロール値を下げる
- ・血圧・血糖値を下げる
- ・熱に強い
ひまわり油、コーン油、大豆油、紅花油など、日常的に使用しているオイルに多く含まれています。
熱に強いので、調理で使いやすいですしね。
ただし、過剰摂取しすぎるとアトピーやアレルギー、ガンなどを引き起こす原因になります。
なんだかデメリットがあって怖いですか?
でもリノール酸が不足すると身体に不調をきたしてしまいます。
リノール酸の働きはα-リノレン酸を一緒に摂取することでうまく調整してくれます。
ですので、全く摂取しないのではなく他の脂肪酸とバランスよく摂取するのが大切です。
● α-リノレン酸(オメガ3)
α-リノレン酸の主な特徴です。
- ・皮膚の新陳代謝を活発にする
- ・血行促進
- ・殺菌・消炎作用
- ・抗アレルギー作用
- ・血液サラサラ作用
- ・動脈硬化予防
- ・がん細胞の転移抑制
- ・うつ予防
- ・認知症予防
- ・熱に弱い
ヘンプシード油、しそ油、えごま油、あまに油、菜種油などに含まれています。
熱に弱いので、摂取には非加熱がおすすめです。
コレステロール値を正常にすることで動脈硬化を予防したり、
DHAやEPAが含まれているので脳の不調(うつや認知症)の予防にも活躍します。
● γ-リノレン酸(オメガ6)
γ-リノレン酸の主な特徴です。
- ・アトピーの改善
- ・血糖値の低下
- ・血液サラサラ作用
- ・血圧の安定
- ・月経痛改善
- ・抗アレルギー作用
- ・母乳にも含まれている
イギリスでは薬の成分に使用されるなど、非常に身体に良い脂肪酸ですが、
市販の油でγ-リノレン酸を含む油はほとんどありません。
月見草オイルなどに含まれています。(スーパーでは見かけないですよね。。)
ですのでγ-リノレン酸を含むヘンプシードオイルはとっても貴重な存在です。
ヘンプシードオイルの簡単な摂り入れ方
ここからは実用的なヘンプシードオイルの取り入れ方を紹介します。
もちろんこれ以外にも色んな方法でヘンプシードオイルは生活に取り入れられます。
ヘンプシードオイルをそのまま飲む
一番簡単ですぐに始められる食べ方です。
毎朝スプーン一杯の新鮮なヘンプシードオイルを飲みます。
オイルをそのまま飲むって日本ではあまりなじみがないですが、
欧米では健康のためによく取り入れられています。
ヘンプシードオイルには食物繊維もたくさん含まれているので、
便秘で悩んでいる方も、一度試してみてほしいです。
- ヘンプシードオイル
- スプーン1杯
ヘンプバターにしてパンに塗る
ヘンプシードオイルとヘンプナッツ(殻なし)を
ミキサーやすりばちですりつぶすと
あっというまにヘンプバナーの出来上がります。
マーガリンをやめてヘンプバナーをパンに塗って食べると
美味しいだけでなくものすごく身体に良いです。
- ヘンプシードオイル
- 小さじ1
- ヘンプナッツ
- 50g
化粧水前のブースターにする
化粧用のヘンプシードオイルの活用法です。
ヘンプシードオイルは浸透力がとても高いオイルです。
ブースターとして使うと化粧水のしみこみが抜群に良くなります。
- ヘンプシードオイル(精製)
- 適量
ヘンプシードオイルでアロママッサージ
ヘンプシードオイルの浸透力とアロマの香りでかなり癒されます。
ヘンプシードオイルを使ったアロマテラピーをやっているお店はないでしょうか。。
- ヘンプシードオイル(精製)
- 小さじ1
- ホホバオイル
- 大さじ1
- お好みの精油
- 2滴
ヘンプシードオイルの注意点
ヘンプシードオイルは非常に劣化が早いオイルです。
開封後は1か月~3か月以内には使い切りたいです。
食用オイルは色がにごっていたり、変なにおいがする場合は食べないようにしましょう。古いオイルは下手な加工食品より身体に悪いです!
また、熱に弱いので加熱料理には向きません。
加熱後の料理やサラダにかける方がおすすめです。
(エクストラヴァージンオリーヴオイルと同じような扱いです)
おすすめはカナダ産のオーガニックヘンプシードオイル
ヘンプシードオイルは麻の種子から抽出できるのですが、日本では麻の栽培は基本的に禁止されていますので、手に入るヘンプシードオイルはほとんど外国産になります。
私のおすすめはカナダ産のヘンプシードオイルです。オーガニック栽培されたものが多く、品質も高いです。
ヘンプシードオイルで内側から美しく!
ヘンプシードオイルは食べてよし塗ってよしの万能オイルです。
最近では比較的簡単に手に入れることができますので、ぜひ一度お試しください。